振り返りをするときに大事なこと

さて、2019年もあっという間に最終日となり、12月31日になりました。

毎年あっという間の一年だったな・・・と感じる人は大多数いるのではと思っていますが、どうでしょうか。(私もその一人です)

2019年最後の日という事で、ざっくりとですが今年1年の振り返りをしたいと思います。

 

【仕事】

Oncology Phase1試験を担当することになり、(正確には2018年末頃~)、とある有名病院の有名な先生が治験責任医師となり色々と一悶着に治まらず二悶着有りました。けれど、治験を動かしていくことの意義や重要性を改めて学ぶことができ、依頼者ともより密にコミュニケーションを取って行くことができ、昨年よりは能動的かつ躍動感あふれる一年になったのではないかと思います。

これで、Phase1~4まですべてのPhaseを担当することが出来、治験の流れというものを知れたのかなと思いますが、毎年新しいプロトコール、新しい統計解析手法が出てくることが多く、この世界は楽しみが尽きないなと思う反面、それに制作時から携わることが出来ればもっと楽しいだろうなと思う気持ちも生まれました。

 

ということで、タイトルにある通り、振り返りをするときに意識をしないといけない大事なことは何か。

 

それは、前に進んでいることが実感として持ててているかどうか、そして距離として目標に近づいているかという点がとても大事だと考えます。もっと紐解くと、目的を達成する(目的地に到着する)までにはあとどのくらいのところまで進んだのかという事を知ることが大事だという事です。

例えば、CRAという職をしていると毎年新しい試験がOnされてきて、毎回プロトコールを覚えて、細かなところは違うが大体同じようなことをどの試験でもするようになります。一見、日々の充実度としてみると仕事が与えられて、難易度の高い先生を持たされると成長しているように思えるのですが、仮に将来的なキャリアパスがCRAの延長上にない場合、毎年同じことをすることはキャリアを俯瞰したときに何も進んでいないという事です。ずっとCRAで生きていくという場合は、この流れは良いのかもしれないですが、そうでない場合や考えるキャリアを見据えた時には自分は今どこにいるのか、どういった道を選べば最短で到達することが出来るのかを真剣に考えながら振り返りをしていく必要があるようです。

整理すると、振り返りを行う過程で、目的地との距離そして進んだ度合いはとても慎重に考察をしないとその場の充実感にマスクされて無駄な日々を歩むことになるという事です。

 

 

来年もいい年になるよう今夜は年越しそばを食べに行こうと思います。

 

2019.12.31