マーケティング戦略に切っても切れないもの

私はマーケティングとは全くの別畑で仕事をするのでこれといった知識を持っているわけではありませんが、昨年広告代理店への転職を少し考える機会があり、少し学んだことがあったのでブログに残しておこうと思います。

 

そもそも広告代理店とは、その名の通り広告(戦略)をクライアントの代理で提案/実行するビジネスを担う会社です。クライアントの新規案件獲得からどうやって広告を出していくのかという結構やりがいのある仕事だなと思いました。一方で、広告代理店とは北極と南極程の距離感で仕事をしている手前何も知らないので一通り確認をしたところ、広告代理店は今後無くなる・・!?という記事を見つけました。

これから転職をするのに無くなる会社(業界)に行くなんて馬鹿もいいところだと将来の自分に言われそうなので、結構真面目に検索したところ、広告代理店はなくなるが広告業界は無くならないという状況だと理解しました。

 

大手有名代理店でいうと、博報堂電通、ADKなど誰もが聞いたことはある会社が名を連ねていますが、ADKでは例えば、「総合広告代理店」という言葉そのものがこれからも残るのか、それすら疑問だと考えています。他社はともかく、ADKは総合広告代理店ではなく「マーケティング・サポート・カンパニー」として生き残っていきたい。広告業界第何位、という発想の延長上では、もはや成長は望めないと思うのです。というコメントを記事にだしており、代理店ではなく広告を戦略していく会社として生きていく(確変していく)というスタンスに変わっているようです。この背景として、広告代理店のクライアントのカウンターパートは、以前は宣伝部や広告部でしたが、最近は経営企画部や事業開発部、人事部など幅が広がっているようです。これはこでまでコンサルティング会社がカウンターパートとしていた部署です。つまるところ、コンサル会社とのバッティングが起こり始めているとう業界状況のようです。

しかし、コンサルはクライアントに食い込んでビジネスを展開しているわけですが、エグゼキューション(実行)まではやらないので、広告代理店は今後、上流から下流まで一気通貫でサポートできる点を強みとして異議を見出していく必要があるようです。ただ、コンサルも実行まで行い始めているので、もしかしたら強敵なライバルとしてコンサルと広告代理店はなっていくのかもしれないです。 

こうした業界動向を鑑みると、「広告代理店」は消えていくが、「広告会社」は消えない。つまり、マッチングやマーケティング、コンサルに力を入れていくことで広告業界は変動していく必要があり、その波に乗っていくことが出来る会社が生き残っていくのだと思います。

 

では、なぜ広告会社としては残っていくのか。

それは、すべての物、情報は世の中に出て、認知された時に初めて上市した、発売した意義というのが生まれます。この時外せないのが「広告」です。広告とは何かというと、0を1にするなくてはならない触媒です。これがないとどんなに物質を混ぜ合わせても反応は進まず、求めた生成物は作り出せません。作り出せないと、それは生産者の自己満足で終わってしまう。

広告ビジネスはエンドユーザーに物、情報を届けるにあたって必要なものです。

 

纏めますと、

今後広告代理店は無くなり、マッチングやマーケティング、コンサルにフォーカスして、代理ではなく主体的な形で広告戦略を行っていくことが求められていて、それは今後より必要となってくる。なぜなら、広告は求める形を実現するに必要な触媒であるからです。

 

というところまで、考え知り得たところで、自分のキャリアと異なっているように思えたので、広告業界への転職はやめました、(笑)

ただ、自分の知識のUp dateが出来たという点で転職を志したり、外に目を向けるというのはとてもいいですね。