ターニングポイント

 またしばらく投稿が滞ってしまいましたが(本当は毎日投稿し続けていきたい)、時間がとれたので書き残しておこうと思います。

 前のどこかに書いたかもしれないですが、今年30歳になり色々なことを考えるようになりました。特に自分のキャリアについて。

人生100年時代と言われるようになった今、今の会社にずっと勤め続けるということはおそらくほとんどの人があり得ないでしょう。ほとんどの人が転職や起業を通して、現職とはことなる仕事をしていくと思います。そして、その仕事の方法もDXによって変化するのだと思いますし、そう指摘されています。

  その時代の波に乗る形で自分もキャリアというものを考え始め、5年後何をしていたいのか、10年後何をしていたいのかというのを明確に考えました。その時、今のCRAという職業をやっている自分は想像が出来ない自分がいました。その時、CRAを大いに活かした仕事をしている自分も想像が出来ませんでした。

 自分が思い描いたそのキャリアの中には、自分が考えたことが世の中に貢献されていくことを実感できる仕事をしていきたいと思う自分がいました。それは、実感がもてる仕事がしたいのだと感じたからです。そうしたことを色々と考える中で、医療という軸はどうしても外すことができない、外してはいけないものなんだと再認識しました。それは私が医薬品開発という仕事に携わるきっかけを作ってくれたのが実習の時に出会った患者さんのことがあってです。その人は、乳癌患者でした。実習で担当をさせて頂いたとき、いつも元気に話しかけてくださったのですが、ある時癌患者なのになぜ?という疑問が沸き、尋ねたことありました。「がん、辛くないんですか?」と。すると、「実は最近発売された薬にあなたが来る前に変えてから腫瘍が小さくなってきていて体調もいいのよ」とものすごく笑顔で教えてくれました。その時、医薬品開発というのはビジネスな世界かと思っていた自分に大きなパラダイムシフトをもたらし、目に見えないけれど目の前にいるこの人のような人を一人でも多く増やしていくことができるのだと強く思いました。そして、CRAとしてキャリアを歩み始めてこの5年、プロトコールをという枠の中ではその思いを爆発させることが出来ない瞬間が多くあり、枠を超えてもっともっと考えて、1つでも多くの新薬の上市に能動的に関わっていける仕事がしたいと感じるようになりました。いわゆる戦略という部門です。社会人としてとても大事な30台というこの瞬間をもっと充実したものにするには、どうしたらいいのかその仕事が出来るようになるにはどうしたらいいのかものすごく考え、今社内異動か転職かどちらかが近い将来現実として直面する、いや選択することになるだろうと思っています。

キャリアというのは計画して出来上がるものではなく、後ろについてくるものと言われることがありますが、その通りだと思います。10年前、今の仕事をしているとは思っても想像もしていませんでした。では何が今のキャリアというものを作っているのか。

それは、その時の目の前のこと近い将来のことを必死に考えた時に必然的に出てくる選択をし続けた結果がそれを形成するものだと。ただ、好奇心だけで動いていては軸のない人生になってしまうので、軸として持つべきものは持ち、自分のミッションはしっかりと持ち、その中で常に今の最善をしていくことが大事なんだと思います。

私の軸は製薬 / 医療業界です。

ミッションは「医薬を通して、1つでも多くのいのちに貢献し世界に笑顔を増やす」です。